Hiroko Murayama

「区長さん、お疲れさま会」とカエル&ザリガニ競争


先日、実家のご近所さんから「区長さん、お疲れさま会」をするので、
よかったら来てくださいね!とお誘いを頂きました。

私の父は、自治区の区長を4年間させて頂いて、今年3月で任期を終えました。
そのお疲れさま会を、ご近所の方々が開いてくださるというのです。























可愛い招待状までもらって、父はとても嬉しそう。

会場は、いつもお世話になっているご近所さんのお宅。

ちょっと用事があって、時間を少し過ぎた頃、
私としろっぷは「お疲れさま会」に伺いました。

すでに、父は、とてもごきげんな様子です。



ご近所の皆さんもお庭に作られたお座敷に座って、
美味しそうなお料理を食べたり、お酒を飲んだり。

子どもたちも、わらわらと集まっていてカエルを捕まえたり、
走り回ったり、それぞれに遊んでいます。


お料理は女性の方々が作ってどんどん持って来てくださる、
ご近所のパパは鉄板で焼きそばを作ってくれる。

年長者は、座ってごちそうを食べたり、お酒を飲んだりして、
昔話しに花が咲いています。

素晴らしい会を開いてもらって、父は幸せだなーと思っていると、
子どもたちがソワソワしだして、何かがはじまりる様子です。





何かと言うと、「カエル・ザリガニ競争!」だそうです。



子どもたちは皆、今日のこのレースのために
自分の気に入るカエルやザリガニを捕まえていたのです。

なんだか、懐しいあそびですよね。


みんな自分の出走馬(?)を自慢気にみせてくれます(笑)
レース優勝者には、父からおもちゃが進呈されるそうです。
この大きなカエルには、意気込みが感じられますね。




















レースの説明を受ける子どもたち。
静かにお話を聞かないと失格になる!ということで、子どもたちも顔が真剣。



いよいよ、いよいよ、
よーーい!




















スタート!!
子供たちは、一斉にラインから飛び出しました。




















みんなネギの棒を持って、カエルやザリガニをつついて先へ先へと急かします。(笑)


大人は、大きな声で応援です。




















男の子も女の子も。











優勝者には、おもちゃが贈られました。


大人も子供も心から楽しんでいるのが感じられて、素晴らしい一日でした。

父のために素敵な会を開いてくださった皆さんに心から感謝します。


小さな子供から、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんまでが参加して、
みんなでテーブルを囲んで美味しいものを食べたりおしゃべりするって、
まるで昔話のようですが、
とても大切なことです。


世代を超えた交流、ご近所の年長者の方との関わりは、
お互いに新しい発見があって刺激になると、私自身の経験からも感じます。

子供の頃に、自分のおじいちゃんおばあちゃんから
教えてもらったことも、もちろんたくさんありますが、
近所の年長のおじいさんおばあさんからいろいろなことを
教えてもらったなという感覚も持っています。

お隣に住んでいたスミちゃんという杖をついていて、
腰の曲がった
優しいおばあちゃんと私は仲が良かったのですが、
ある日、二人で縁側に座って、庭の柿の木を眺めていると、
スミちゃんが、
「ああ、私は、よーーく熟れた柿が食べたい。」と言いました。

私は、硬くてシャキッとした柿が好きだったので、

「なんで、柔らかいのがいいの?」と聞くと

スミちゃんは、ちょっと微笑んで、
「歯がわるいからねー。歳をたべると歯が悪くなるんだよー」と教えてくれました。

私は、その時初めて 
[歳をとると歯が弱くなる]ということを知りました。

そして、
私は、スミちゃんのためにと思って、よく熟れた柿を採ってあげました。
その時の、スミちゃんの喜んだ顔は、今でも私の心に焼きついています。

随分と歳の離れたおばあさんが、
私のした行動を心から喜んでくれたことが、
心臓が踊りだすくらいに嬉しかったのを覚えています。

誰かの役に立つって、こんなに嬉しいことなんだなと、
初めて実感できた体験でした。

スミちゃんは、だいぶん前に亡くなりましたが、
私の心の中でずっと生きていてくれます。

今回、父のお疲れさま会という会を通じて、また、この時の思い出が蘇ってきました。

そして、今もこういった幅広い年代の方が同じ時間を共有できる場所が
身近にあるということに、私自身喜びを感じていますし、
たくさんの方が世代を超えた交流を持たれ、
生きた学びを体験されることを願っています。