Hiroko Murayama

第2回「合わせて100歳写真館」の写真を展示しています

 11月16日17日に行いました、第2回「合わせて100歳写真館」の写真展示が9日から
愛知県豊田市松平交流館にて始まりました。
23日(水)夕方までですのでお近くの方は、ぜひ、足を運んでくださいね。


今回も、35組のご家族やお友達グループなど200名近くの方々が参加してくださり、
皆さんのお話をじっくり伺いながら楽しく撮影することができました。

特に思い出に残っているのは、ご家族3世代で撮影に来て下さった方のことです。
そのご家族のお祖父様に
「村山さんと言うと、キクさんの家かね?」と聞かれて、
キクさんとは誰だろう??私の家族には「キク」という人はいないのに。。
とちょっと考えましたが、少し考えて曽祖父、菊五郎のことだと気づきました。
「菊五郎ですか?菊五郎は、曽祖父です。」と言うと
「よく一緒に仕事をしたもんだ。。」とおっしゃって懐かしそうにしておられました。

曽祖父は私の生まれる前に亡くなったため会ったことはないのですが、
その曽祖父がお世話になった方に少しでも喜んで頂きたいと思い一生懸命に
シャッターを切りました。
世代を越えて恩返しをさせて頂けたことがとても嬉しかったです。
合わせて100歳写真館URL http://muraya.ma/projects

撮影した写真を見ていて、ふと自分の家族の記念写真がないことに気づき、
今回お正月に帰省した際に家族で撮影をしました。
庭に三脚を据えての懐かしいタイマー撮影です。
村山家にとって大切な1枚になればいいなあと思います。



また、展示スペースに置いておりますご挨拶文をこちらにも掲載させて頂きますので、
よろしければご覧になって下さい。


ご挨拶 ~展示に寄せて~

2013年11月16日~17日に、松平交流館にて「合わせて100歳写真館」をさせていただきました。
今回もおだやかな雰囲気の中、お話を伺いながらじっくりと撮影することができ、とても楽しい時間でした。
こうして印刷して展示してみると、色々なご家族やグループの表情があって良いなぁと思います。
開催にご協力を頂きました松平交流館の皆さま、応援を頂いた方々、
そしてご参加の皆さまに心より感謝申し上げます。

この取り組みを通して感じたことは沢山ありますが、大きい気付きは2つありました。

一つは、「みんなで記念写真を撮ってもらう」機会は、私たちが思っていた以上に少ないらしいということです。
今では写真技術も進歩して、誰もが手軽に写真を撮れる便利な世の中になりました。
それは非常に良いことだと思います。
その一方で、昔ながらに家族みんなで写真を撮るという機会はとても希少になっているのかもしれません。

そしてもう一つ感じたこと。それは、
いくつになっても、誰であっても、写真を撮ってもらうことは楽しいのだということでした。
ご年配の方々は大抵の場合、「まぁ葬式写真だがねー」とか
「こんな歳で写真だなんて恥ずかしい」とかとおっしゃいます。
でも、撮影が進むにつれてリラックスされ、素敵な笑顔をカメラに向けていただけることがほとんどでした。
写真を撮るというのはきっと、いくつになっても素敵な体験なのですね。

人や家族は時間とともに変わるものです。

子どもが大きくなり、自分が歳をとり、両親も歳をとってゆき、新しい家族が増えたり、誰かがいなくなったり。
変わっていくからこそ、変わらない写真を残したいと思うものなのでしょう。
「みんなで撮った、みんなにとって大切な一枚」
それは、実際には変わらないようでいて、時間とともに味わいを増す写真なのかもしれません。
ここにある写真が、そんな写真になれたら本当に嬉しいことです。

「合わせて100歳写真館」の取り組みが、ご家族やご友人との記念写真を撮るきっかけになり、
皆さんのお手元に、素敵な一枚が届くことを、心から願っております。

村山写真事務所