Hiroko Murayama

「合わせて100歳写真館」をふりかえって

このブログでも何度か紹介させてもらっていますが、
先週の土日に「松平合わせて100歳写真館」という撮影イベントを開催させてもらいました。

合わせて100歳写真館 URL http://muraya.ma/projects

参加してくださった皆さんと、楽しい時間を共有できたことは、
大変素晴らしく忘れられない経験になりました。

イベントが終わって一段落したので少し振り返ってこのイベントのことを書いてみたいと思います。



1. このイベントを開催することになったきっかけ


ある日お風呂に入っていて、ふと、
生まれ育った地域に自分のできることで何か恩返しがしたいと、思ったことでした。

ちょうどその時、夫のしろっぷが隣にいましたので、そのことを話すと、
「それはいいことだからやってみよう」ということになりまして、
一緒に計画を立てることにしました。

私がこうして楽しく写真のお仕事をさせてもらえるのは、
地元の川や森、虫や土などを見たり、触れたり感じたりして育ったおかげであり、
そこで過ごす中で教えて頂いた、人の心の温かさや、
じわっと懐かしい感覚は、掛け替えがなく、
そのイメージは私の写真の重要な要素となっているのです。


2. 「合わせて100歳以上」


写真で恩返しをするとして、どんな人のどんな写真を撮れたら良いかと考えたとき、
やはりそこに長く暮らしているご年配の方々の、
自然な優しい表情を撮って差し上げたいと思いました。

私達にとって写真はとても身近な存在ですが、
ご高齢になるにつれ、写真を撮る機会は少なくなります。

写真は昔の記憶を呼び戻すことができます。
ですから、ご年配の方にこそ、記念写真を渡して差し上げたい。

しかし、どうやってお声がけすれば、ご年配の方々がやってきてくれるのか?
さらには、自然な表情を引き出すことができるのか?という課題があります。

若い人、さらにはお子さんがいるご家庭なら、自然と撮影に足を運んでくれるでしょう。
しかし、謙虚で素朴な山間に暮らすおじいちゃんおばあちゃんが、
すぐに申し込んでくれるとは思えません。



では、誰か他の人が手を引いて、
そのおじいちゃんやおばあちゃんを連れてきてくれたらいいのでは?



合計年齢が100歳以上になるグループを作って撮影にいらして下さいとし、申込みを始めてから
1週間で予定していた撮影枠の35組がいっぱいになりました。


「合わせて100歳以上」という"お題"を設けたことで、
記念写真を撮る機会の少なくなった高齢の方にも気軽に参加いただき、
写真を撮るということを楽しんで頂けましたし、
幅広い多くの年代の方にお会いして、人と人の間の繋がりを再確認してもらえたように思います。



3. そして当日



当日は、生後一ヶ月の赤ちゃんから90歳のおばあちゃんまで、
ご家族4世代、結婚50周年のご夫婦、ご近所の仲良しグループなど、
本当に幅広い年齢の方が足を運んでくれました。

1組30分という時間の中で、じっくりお話を聞かせて頂き、撮影をすることができ、
写真の中にしっかりと心を込められたと嬉しく思っています。

中日新聞、新三河タイムス、毎日新聞、ひまわりネットワーク(TV)の方に取材にも来て頂き、
この活動をたくさんの人に知っていただくこともできました。





























新聞を見て、駆けつけてくれた方々や、
旧知の方から応援のご連絡や差し入れをいただいたりで、嬉しい驚きが沢山ありました。

2日間、前日の移動と準備を含めると、丸3日がかりのイベントになりましたが、
沢山の人から喜びの声をいただいて、とても楽しい時間となりました。



4. さて、これから


撮影させていただいたお写真は、こちらでセレクトをして、
jpegデータで数点を、7月末に各参加グループの方にメールでお届けします。

それから、9月3日から15日まで、会場となりました松平交流館にて展示を予定しています。
展示が終わった後、A4サイズのプリントを各参加グループの方に郵送の予定です。

皆さんに喜んで頂ける写真を展示できるように心を込めて写真選び・現像をしたいと思います。


5. 最後に


たくさんの方のお力添えで「松平 合わせて100歳写真館」を開催できたこと、
参加してくださった多くの方とお会いし、
写真を撮ることができたことに心から感謝致します。

写真はとても身近になりましたが、それゆえに貴重になる写真もあると思います。
もっと多くの方に最高の記念写真が届けられるよう、
これからも写真と、そこに写る人々と向き合っていきたいです。